長尺シートの自動溶接機。
- 2019/03/10
- 特建事業部 籔 一典
少しマニアックなお話しかも知れませんが、長尺シートの溶接をご紹介致します。
長尺シートを貼って行くと、下記の様にどうしても「溝」が出てしまいます。
方法としては、この「溝」を溶接するのですが、教室等の大空間の場合は、時間もかかり
容易には行きません。
そこで、如何に早く、効率よく進める為に職人さんが持参したのが、この機械です。
極東産機(株)ライスター自動溶接機ユニフロアー型です!
この機械は、本体前部のガイドローラーを「溝」にあわせるだけで、溝に沿って自走し、
糸車の所にある溶接棒を最大600度で溶かし、溶接する優れもので、価格は約50万
円位する高価なものだそうです。
静止画ですが、右側にスイスイと進んでおります。
ちなみに壁にあたると自動で停止し、速度は毎分1.0~7.5mで進むそうです。
この後ですが、溶接が終わると、2つの工具を使用し、仕上げて行きます。
溶接後の膨らんだ部分を黄色の工具で大きく削り、赤い工具で整える仕組みです。
ここは人力で、手間のかかる作業です。
そして、これが溶接後の綺麗な状態です。
普段、何気なく見ている床も、こんな作業を経て仕上がっているという事
が伝われば幸いに存じます。おしまい。