「f分の1ゆらぎ」木目
- 2021/10/18
- 設計部 遠藤 智之
こんにちは! 遠藤です('ω')ノ
皆様、お元気でお過ごしでしょうか!
10月から「緊急事態宣言」も解除され、感染者増大も懸念されましたが、ワクチン接種率の増加や皆様の努力により
コロナ感染者数も徐々に減ってきています。withコロナではありますが早く日常が戻ることを切に願うばかりです。(*'ω'*)
さて、本題に入りますが、しばらく建築の話題にふれたブログをアップしていなかったので今回は少し紹介します。
それは「無垢床材」についてです。ご存じの通り木材は元々はこのような
森林が原木となっています。ちなみに👆は杉の木です。柱材等を取る為に枝打ちされていますね。
木の成長につれ、枝(節)を打つと枝の部分を包む様に幹が大きくなっていきます。
そうすると製材する際にキレイな木目の材料が取りやすくなります。
床材は⑧や⑨の部分が使用されることが多いです。
👆これは杉の無垢床材の「上小節(じょうこぶし)」の商品サンプルです。
写真は仕上面(直接肌が触れる側)で木目もキレイです。「木表(キオモテ)」と言います。当然、表があれば
裏もあります。丸太の外皮側(外側)が木表、丸太の中心側が「木裏(キウラ)」になります。
また、全体に白い部分のことを「白太(シラタ)」と言います。
床材断面です。厚みは15㎜(5分)あります。年輪が見えますね。やはり仕上面が「木表」になります。
「木裏」は丸太の中心にいくほど赤みが増してきます。もちろん赤みの木目の良さもあります。
木目は温かみがあり心地よいですよね…。(#^.^#)
タイトルにも書きましたが、
「f分の1ゆらぎ」とは規則的なものと不規則なものが調和したことを指すようです。この「f分の1ゆらぎ」は
日常生活の至るところに散見され、人の心を癒やし、リラックス効果があることでも知られています。
波の音や鳥のさえずりや木の木目にも「f分の1ゆらぎ」を感じることができます。壁や天井の木目は等間隔に
見えて微妙なずれがあり、そのずれが心地よさをもたらすとされています。
近年はフローリング材が主流ですが、やはり無垢床材は良いですね(*'ω'*)
今回はここまで(*^^)v
おしまい